8/25~26日に佐渡島の小木地区で小木港祭が開催されました!
小木地区は、佐渡島の最南端の地区で、かつて北前船の立ち寄り港として佐渡の表玄関でした。
小木港祭りは江戸時代に佐渡金山が栄えていたころ、小木港が金銀積み出し港として、航海安全祈願に木崎神社に米を奉納したことに始まる祭りだとか。
伝統あるお祭りのようです。
そして、このお祭りの見どころの一つは花火大会です。
佐渡市の夏祭りの最後を締めくくる花火大会。なんといっても3尺玉が見られるので島内では最大の花火大会ではないでしょうか。
その他にもゴールドスターマイン、超特大スターマイン、などなど。
とても豪華なのです花火の発数:約500発です。
花火のほかにも、いろいろな芸能がみられます
私が特にお気に入りなのは、「小獅子舞」です。
小獅子舞は小木地区の稲荷町という集落で代々受け継がれてきた伝統芸能です。約300年の歴史があるのだとか。
こちら、3頭の親子の獅子が舞うのですが、途中子どもの獅子がいなくなってしまいます。そこでお父さん獅子とお母さん獅子は、必死に探して、最後に子どもの獅子と再会でき、仲良く舞うという物語になっています。
それを3人の男性がそれぞれ踊り手となって舞い、その他は、唄と笛に分かれて担当します。
以下が唄の内容です。もともとは江戸時代から始まった芸能のため、内容は読んだだけでは難しいですが、わたしも覚えてみたいです!
「廻れ廻れの水車 おそく廻れ 堰に止まるよ 堰に止まるよ「此の宝蔵に参ろうと思へども 橋ばし木橋 遠くにとまれよ 遠くにとまれよ 此の宮は目出度の宮かな 音に聞えた飛騨の 匠が 楔一つで 四方固めた 四方固めた」 中獅子の腰に差したるしだれ柳の枝折り揃えて いざやめまうや いざやめまうや いままで連れたる仔獅子奴が 高嶺のお庭で かくし奪われた かくし奪われた 何んと隠され牡獅子奴が牝獅子揃えて 尋ね会はんよ 尋ね会はんよ 霧や霞めて降り止めて 今こそ仔獅子 会うぞ嬉しや 会うぞ嬉しや 牡獅子牝獅子の嬉しさは 如何に心 よねになるもの よねになるもの 浜千鳥波に打たれて たんとたあされた たんとたあきれた 一つとんだるキリギリス続いて跳ねる はやのはたおれ はやのはたおれ 太鼓の胴をきりりと締めてささらをあんで こきにこゆうて こきにこゆうて 黒雲が棚引き掛けて黒さは月の光も かなはざるもの かなはざるもの 立ち寄り聞けば面白や鼓の音 何時もたゆせぬ 何時もたゆせぬ 余り踊れば花が散る 行かんか友達 花の都へ 花の都へ」
江戸時代から続く伝統芸能が今も守り伝えられているなんて、ステキなことですね。
これからも大切に受け継がれてほしいです。
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